昨日は節分
小学校では、「追い出したい心の中のオニは?」というテーマで考える授業が交流級、支援級ともにありました。
2学期の頃、読書で「九ひきの小おに」という本の読み聞かせがあった時に、支援級のスピーチテーマで「もし、心の中に小おにがいたら何?」というのを話すときがありました。
その時、マロはどんな話をしたのかなぁと思っていたら…
「叩いたり、ひっかいたりしちゃう怒りんぼオニ」
と答えたそうです。私はそんなことを発表したマロにビックリ!だって、この頃は癇癪を起しているピークの頃。私が思っている以上に、自分で色々を考えて感じているんだなぁ…涙がホロリ…心がジンとしました。
さて、今回はなんと答えるんだろう??
「一人で教室にいけないオニ」
またまた驚き!そう…今まさしく戦っている課題です。
マロは、とても不安が強くてドキドキするので、一人で教室移動するのはハードルが高いと支援級の先生には伝えていました。
なにせ…住み慣れた我が家ですら、最近やっと一人で2階に上がれるようになったぐらい…(苦笑)
それなのに、小学校という環境で交流級に一人で行くなんて…道は覚えていてもドキドキ不安すぎることでしょう。
しかし…小学校ではおそらく、来年度に向けて新1年生も入るし、少しずつ自立を…と思っているのでしょう…容赦なく一人で移動する練習が始まりました。
支援級の先生もマロの特徴は分かってくれているので、スモールステップで3メートルぐらい手前から一人で行く…など進めてくれています。
この一人で移動する練習が始まってからというもの…マロは夜中にうなされるようになりました。。
「一人でできないよーーー!おいで!おいでってば!!!」
夜中に寝ているところ、マロが泣きそうになりながら叫びます。一人で移動する距離を少し長くした日、それで泣いてしまった日も、泣かずにできて褒められた日も家では夢でうなされています^^;
私は、連絡帳に”よほどの緊張と不安なので、できるだけ少しずつ無理のない程度でお願いします”と書きました。
しかし、その日のスピーチで自分の追い出したいオニが「一人でいけないオニ」と発表し、先生が「一人で行けるようになりたいの?」と聞くと「うん」と答えたそうです。
自閉症の特性としてどうすることもできない、自分の心では抱えきれないほどの緊張や不安があっても、自分はこうしたいという想いが生まれて、戦っている。
そんなマロの様子に私は感動しました。すごい!!!
そんな自分と立ち向かうのはとても勇気がいるし、難しいことだけど、応援してあげよう!!
ちなみに…
この「追い出したいオニ」のテーマは、交流級でもありました。
同じ答えを書いたのかと思いきや…マロが書いたのは、
「大おかずを残すオニ」
たしかに!交流級では、いつも給食と闘っています(笑)
支援級と交流級、それぞれの場所でしっかり自分が闘っているもの、克服したいものが明確なようです☆