マロは、慎重すぎる、失敗がダメ。
普通の性格のようだが、それが発達に影響するぐらいに極めている。
そんな中で、様々な療育をしてきたが、出来ないと思ったら絶対にやらない、自分でブレーキを踏んでしまうので、なかなか体も発達しない、できることが増えない。
興味を持っても、取り掛かるまでとっても時間がかかっていた。
それが集団生活になると、他に見ている人がいるとなおさら気持ちが強くなり、出来ない、やらないと決めつけることが多い。
私がいくら工夫したりしても、体の発達よりもマロの心を動かすことが一番難しいと思った。自分の心で成長を止めてしまっている…そんな状況をどうしたら変えられるのか、これだけは答えが出ていなかった。
それが…少しずつ友達に興味を持ち…運動会の練習で少しずつルールを覚えることでお友達と一緒の遊びができるようになり、心が動いた!!
運動会が終わってからの幼稚園の一日、近くの保育園のお友達との交流の日でした。外で運動遊びです。
先生から「マロくん、すごく頑張ってました!」と教えてもらいました。
今までは、出来そうにないと思って「マロやらない」。その中で、先生が工夫して何とか少し参加させていたけれど、その日は違いました。
ちゃんと状況を見て何をするか理解して、お友達が取り組むときに一緒に自分も参加している!
もちろん、体の成長的にできないことも多いので、先生に助けてもらいながらも、たまに先生もマロのことを見失うぐらい、お友達の中に混じっていたようです。
マロ、大きく変わった感じがする!もちろん、家にいる時の様子は変わらないけれど、頑張る場所で頑張っている、楽しみたい場所で楽しんでいる。それで立派!
お友達も、マロが近くにいるときはゆっくりしてくれたり、待ってくれたり。
先生が…
「マロくんも立派なクラスの一員です。みんなも手伝ってあげるとかそういう考えではなくて、自然と共にしている。だから、マロくんも喜んでお友達の中に入り込んでいけるんでしょうね。」
嬉しかった。