現実を突きつけられる発達検査。
健常児の発達と自分の子供の発達との差がはっきりと示されてしまいます。
最初は、発達検査の受け止め方が難しかった。
最初の頃、その結果は絶望でしかなく、健常の発達と自分の子供との差ばかりが見えてしまいました。だって、その差が数値として示されるから。
だから、何とか差を埋めることはできないか。療育とはそういうもので、差を少しでも埋めるために努力していました。
しかし、そのころは私もきっとマロもしんどかった。
マロ自身ではなく、マロの一歩先ばかり見ていたから。
家でどんなに努力してもうまくいかず、マロとの関係も悪かった。
だから、今度はマロのことを理解しようと努力しました。
マロのことを正しく理解することで、差ではなく、マロ自身の成長過程を理解することができた。
そうすることで、今マロに必要なサポートは何か、何を努力すればいいのかわかるようになった。
発達検査との向き合い方も変わりました。
ひとつは、マロの現在の立ち位置を理解するもの。
差は気にしなくていい、ただ現在で何歳ぐらいの成長をしているのか理解するもの。
もうひとつは、特性の強さを理解するもの。
検査を受けることができるか、どのように拒否するか、不安になるか。その様子によってマロの特性の強さを再確認できる。
向き合い方が変わることで、いくら散々な結果だとしても深く落ち込まなくなりました。もちろん溜め息はつきますが(笑)落ち着いて向き合い、これからどうサポートしていくか考える指針としてとらえられるようになりました。