マロは、タイマーやアラームが苦手です。
なぜなら、ふいうちで大きな音が鳴るからドキドキするんです。
ふいうちではなく、何分でと伝えて理解しても、その時間がくるまでドキドキしてしまいます。
なので、リタリコや療育で目で分量が分かる時計のアラームやタイマーを使おうとしても嫌がり、いつも普通の時計でハリの場所を見て時間を判断していました。
そんなマロですが、チャレンジのおかげで時計は大好きになり、春休みの間に時計が読めるようになりました。
付録でついていたコラショの時計、毎日ボタンを何度も押して、時計の読み上げやコラショのコメントを聞くのを楽しんでいました。春休みの間は、毎日押し続けるものだから、何度電池を交換したことか…
しかし、そのおかげで時計が読めるようになったので良しとしましょう。
小学校に入り、今までよりも早く起きなくてはいけなくなりました。
私が先に起きて、6時になったらマロを起こしていたのですが、時間がかかるしめんどくさい。コラショの時計ならお気に入りだから、アラームをしてみようと試みました。
事前に言うと嫌がるので、寝るときは何も言わず、私が夜中にこっそりコラショの時計を寝室に仕込むようにしました。
朝になると…
「マロくん、おはよう!朝だよ!一緒に起きよう♪チャララランチャラララン♪」
と鳴りました。
マロは飛び起きましたが、特に泣くことなく「ママ、アラームが鳴ったよ~」というぐらいで、にっこり笑っていたので、よし、大丈夫だと思いました。
数日間アラームを続けてみると、マロから夜に「ママ、アラームは?」確認するようになりました。アラーム設定しようかと言うと「いや!いらない!」と拒否します。
私は、分かったよ~と言って寝かせますが、夜中にこっそり仕掛ける…そんな意地悪なことを繰り返していました。
そうすると…
夜寝かしつけのときに、私にアラームを確認するだけでは足りず、寝室にアラームが置いてないかチェックするように。アラームが無いことを確かめてから寝る。
さらには…夜中にむくっと起きて
「ママ、アラームは?」
真っ暗な部屋で、寝ぼけながら窓辺にアラームが無いことを確認するまでに!?
これはいかん…
アラームを使うのをやめました。
コラショの時計は大好きだけど、やっぱりふいうちに鳴るのがドキドキしてたんだね。
そして…なぜか、アラームの代わりがなぜかママアラーム…
「マロちゃん、おはよう!朝だよ!チャラララランチャララララン♪」
私がそう言うと、マロが私の頭を軽く押します。
そして私が、コラショのアラームと同じように
「時間通りに起きられてえらい!今日もがんばるぞ!えいえいおー♪」
なんて言葉を言う… めんどくさい…
しかし、今でもマロは毎晩アラームが無いことを確認してから、
「明日もママアラームにして!」
と言います。
安心して眠りたいもんね。仕方ない…頑張ろう…