マロの障害との向き合い方

マロは自閉症です。知的障害があります。

最初診断されたときは、自分の子供がそんな障害名がつくと思ってもいなかったので受け止めきれず、必死になって色々な本を読みました。

そんな中で、自閉症のとらえ方はまだ様々で、読む本によって考え方が異なっていました。

そんな中で、どれが100%正しい情報なのかわからないなか、私自身は自閉症についてこう捉えることにしました。

・感覚に問題を抱えている

・感覚の問題により、正常な発達活動が行われない

・感覚の問題により、情緒面の問題として表れる

・特性とは、発達にまで影響するほど突き抜けた性格のことである

マロに当てはめると、マロは触覚過敏、前庭覚固有感覚の鈍麻、おそらく見えすぎる聞こえすぎるという感覚の問題を抱えている。

そのため、赤ちゃんの頃の発達過程が行われなかった。たとえば《おもちゃを握る、触る、一つの音や物に興味をもったり集中する等》

赤ちゃんの頃、抱っこや匂いなど感覚を使ってママを感じ、安心感を構築するという過程が自然とできなかった。マロは抱っこが苦手だった。触られることも苦手だった。ゆっくりと匂いを感じたり、表情を見たり、肌の触れ合いを心地よく感じることができなかった。様々な刺激のなかで混乱し、ママとの安心感を構築できないまま、強い不安の中にいた。何事に対しても恐怖心を抱き、拒否する姿勢にいた。

その結果が、自閉症としてのマロの不安の強さや拒否する表れであり

その結果が、赤ちゃんの頃の発達の抜けにより発達が大きく後れ、知的障害となった

そんな自分自身の理解の中で、感覚の問題なのであれば体のアプローチがいいのではないか。

マロ自身は遅れながらも発達の順番に成長しているので、工夫次第で変化するのではないか。治らなくても改善するのではないか。

重度の知的障害という現実と、工夫次第で改善するのではないかという希望の両方を自分の中で持っていました。

もちろん、誰も改善することもあるなど言ってくれない中で、希望の部分は誰にも話さずに、正しいかはわからない自分自身の自閉症へのとらえ方のもと、根拠なく自分の考えを信じて努力しています。

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