自分は自分と思える心

療育の守られた環境から、幼稚園や小学校へいくときのため、私は「できることを増やす」を一番に考えてきた。

なぜなら、サポートしてくれる人が減ってしまうから。少しでも自分でできたら自信が持てるし、楽しむことができるだろうと。

でも実際は、体や感覚の発達は時間がかかるもので、「できることを増やす」というのはハードルが高かった。

また、できるできない以上に、健常の子との差を痛感する。

そんな中で、マロが幼稚園で頑張ってる姿、葛藤している姿を見て思ったことが、

「自分は自分。これでいい」

と思える強い心が一番大切なんじゃないかと。

おそらくマロ自身が友達との違いを感じ始め、今まで以上に自分のできないことを痛感している。

なんで同じことができないんだろう

なんで僕は分からないんだろう

お友達と遊びたいけど逃げ出すマロを見て、遊びたいならできなくてもその場にいたらいいのに。とも思ってしまう。

でもきっと譲れない感覚、譲れない気持ちがあるだろう。

一人で遊ぶマロの背中を見ながら私は、そんな自分を受け止める強い心を持ってほしいと思った。

大切なことは「できるできない」ではない。人と違っても、たとえできないことが多くても「自分は自分。それでいいんだ。」という自分と向き合い、自分を愛する心を育ててほしい。

よく自己肯定感を高めるために…という話題があり、褒めることや認めることが書かれている。

でもそれより以前に、親も子供も向き合うこと、受け入れることが大切なんじゃないかなと。

そして、そんな中でお友達と一緒に楽しめることがあったり、小さな喜びを大切にしてほしい。

そのためには…まずは私たち親が、そのままのマロを愛してあげよう。

もちろん愛しているけれど、お腹いっぱいになるぐらい、しつこいぐらいに愛を伝えよう。

やっぱり今日も…いっぱいハグをしてあげよう!

 

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